128 of 船場城西の会2004~2008まちづくり日記

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視察旅行

平成20年11月23日(日曜日) 晴れ

主催:歴史と出会えるまちづくり船場城西の会
場所:室津・坂越・赤穂・たつの
参加者:11名糸田恒雄・渡邉瑤子・福田まり子・山崎みどり・永濱修・中山栄一郎・中山栄希・久保ファミりー4名

色の真っ最中 今回立ち寄ったそれぞれの拠点は年々広がる賑わいに感動を憶えました。 一段と質共に盛り上がってきているのが良く分かる一日でした。

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午前8時45分船場本徳寺集合 1号車は中山書記の新車7人乗りに便乗
快調爽快な気分でイザ出発   2号車は久保ファミりー 2台で出発

室津
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室津海駅館 たつの市指定文化財

参勤交代のおり九州・四国・中国地方の西国大名は瀬戸内海を船で渡り江戸に向かいました。多くの大名の上陸あるいは乗船地点だったそうである。又、江戸時代には廻船問屋の活動は北海道にまで及んだそうです。
みどころ「廻船」、「参勤交代」、「江戸参府」、「朝鮮通信使」

室津は瀬戸内の恵みを受け裏は山、表は海と狭い土地が多く、武家社会ではあるが、上に高い町家が多く残っている瀬戸の幸を生業とし廻船問屋として栄へ武家、殿様達も天候待ちをした数々の部屋が設けられていました。
地域を一望できる小高い丘に加茂神社があり、当時の賑わいが伺える気がした。又、現在に残そうと努力をされておられるのがよく伺えた。

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加茂神社境内

坂 越(さこし)
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奥籐酒造郷土館さまのお持てなしには心から感激いたしました。
ありがとうございました。
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立派に残った町並みを眺めていると数百年前を彷彿とさせてくれるようです。
やはり、伺いますと、塩を生業とされていた廻船問屋奥籐氏は地域に人望が厚く、
与えられた財を惜しむことなく地域に貢献をされたとのことです。
人から信頼をされると言う事は、次の時代にもしっかりと受け継がれるのかなと
ひとり感激にしたりましたよ。
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赤穂
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昼食
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たつの(オータムフェスタ実施中)
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久しぶりの再開 頑張り屋の吉岡さんはヤッパリ凄い人ですね。
又、ご指導をお願いいたします。
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気持ちのよいお持てなしは人の心を温かくしてくれますね。実は左の酒屋さんは大ばあちゃんとお嫁さんかな?この活動に最近参加されたのでしょうか、古い道具や看板をどうぞ見てやってくださいよと・・気持ちよくお伝えくださる・・この冷蔵庫も・・と
ご案内をしてくださるその言葉には、この地域は若者たちが一生懸命になって、このような活動をしてくれているので、私たちも何か出来る事が無いかな・・と、心から参加をされているような気がしました。陳列の上には地域特産の甘酒やお醤油が、もし良かったら買ってくださいね、と静かに並んでいました。無理に進められた訳でもないのに何故かここで買い求めたたくなり、友人の分も含め買い求めました。何だかこの商品が自慢したくて大手を振って町を闊歩しましたよ。超有名なお店で品定めをしていると、次の方どうぞ・・少し寂しい思いましましたが・・でも、多くの方々に認知して頂き素敵な歴まちに成るといいですよね。

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随想 

室津・坂越・赤穂・龍野と周って、一様に良き風情が残っていました・・何故このような素敵な風情が残っているのだろうか?と不思議にも思った。近代になって、都市化された地域は古い町家も現代風に変わらざるをえなかったのでしょうね。高度成長があり、目に見えてバブルが弾け、ふと人間らしさを見つめる機会が与えられとき、初めて足元を見つめだし、古き良き時代と現在との比較がなされた・・
やはりその空間は“やすらぎを”提供してくれるものが有ったと気づく・・それが果たしてどこへ進むのかは時間が経過しないと分からないかも知れない。しかし今回周った素晴らしい歴史資産のある所に比べると、姫路城と言う世界遺産の袖のすそに当たる船場城西地域、沢山の歴史遺産があるといえども、又、風情も残そうと努力を積めども、壊され続け、消えていくのをただただ悔し涙で見送るしか出来ないもどかしさを、今回の訪問で地域による心のデバイドを痛感する事となったように思う。
しかし私たちは、いやこの地で生を得た私たちは、唯ただ傍観者になっては行けない、“ああすればこうなる”と言う物ではないと思うが、唯ひたすら、この地の良きものが力となることを願うものです。今回、メンバーのそれぞれの活動が重なり11名による
移動に成ってしまいましたが、地域のみなさまがたと共に活動の心を一つにして引き続き邁進出来ます事をせつに願うものです。

変えよう・・かわればいいね 船場城西
歴史と出会えるまちづくり船場城西の会 永濱修

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